7~9月期実質GDPまではしっかりした動き

三井住友DSアセットマネジメント
理事・チーフエコノミスト
宅森 昭吉(たくもり・あきよし)
旧三井銀行(現三井住友銀行)で都市銀行初のマーケットエコノミストを務める。さくら証券チーフエコノミストなどを経て現職。パイオニアである日本の月次経済指標予測に定評がある。身近な社会データを予告信号とする経済・金融のナウキャスト的予測手法を開発。「より正確な景気判断のための経済統計の改善に関する研究会」など政府の経済統計改革にも参画。「景気循環学会」常務理事

2019年7~9月期実質GDP(国内総生産)成長率・第2次速報値は前期比プラス0.4%、前期比年率プラス1.8%となり、第1次速報値の前期比プラス0.1%、前期比年率プラス0.2%から上方修正となった。2018年10~12月期前期比年率プラス1.0%、2019年1~3月期同プラス2.6%、4~6月期同プラス2.0%に続き4四半期連続プラス成長となった。令和への改元、消費税増税前の駆け込み需要などもプラスに働いたと見られる。

第2次速報値は第1次速報値と比べて、各需要項目がほとんど上方修正された。7~9月期の個人消費・前期比は、第1次速報値のプラス0.4%から前期比プラス0.5%へ上方修正となった。7~9月期実質住宅投資は前期比プラス1.6%と第1次速報値の同プラス1.4%から上方修正となった。7~9月期の実質設備投資・前期比は第1次速報値のプラス0.9%から、新たに加わった需要サイドの法人企業統計のデータが強かったため、第2次速報値では同プラス1.8%へと大幅に上方修正され、2四半期連続の増加となった。

7~9月期民間在庫変動の実質・前期比寄与度は、マイナス0.2%と第1次速報値のマイナス0.3%から上方修正となった。7~9月期実質政府最終消費支出は、前期比プラス0.7%で第1次速報値の同プラス0.5%から上方修正された。7~9月期実質公共投資は第1次速報値のプラス0.8%から同プラス0.9%に上方修正された。公的在庫変動の実質・前期比寄与度はマイナス0.0%で第1次速報値と変わらなかった。

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