インフレ率高止まりとの戦い

鈴木 政博
大和証券
エクイティ調査部 シニアクオンツアナリスト
鈴木 政博

2022年は高いインフレ率との戦いが続くと考えられる。従前、米国では一時的とみられたインフレ率の高騰が継続するリスクが意識されていた。加えて地政学リスクの高まりから資源高と穀物高が加速し、商品価格は全般的に高騰が続いている。こうした高いインフレ率の抑制に対し、FRB( 米連邦準備理事会)は金融引き締めを断行していこう。

新型コロナウイルス禍では低金利を背景に世界的に株高となったが、米金融引き締めと地政学リスクの高まりにより株価は上値を取りづらくなった。

株価とインフレ率には明確な相関が日米ともに見受けられないが、米国では割安株に影響があることが観察されている。図表は米国のインフレレートとバリュー効果( Fama&French 3ファクターモデルのHigh Minus LowB/P)の10年平均をみたもので、長期的には平均インフレ率が高いとバリュー効果が強い関係が見られる。2020年代はこれまでコロナ禍で極端な金融緩和が施されグロース相場の様相が強かった。このため傾向線から外れた位置にある。

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