日本の貿易構造は中国に大きく依存

クリス・ライト
Chris Wright
シンガポールを拠点に活動するフリーの金融ジャーナリスト。ユーロマネーやインスティテューショナル・インベスター、フィナンシャル・タイムズ、オーストラリアン・フィナンシャル・レビューなどで執筆。アジアマネーやオーストラリアン・フィナンシャル・レビューでは投資コーナー編集長を務めた。

この夏に中国人民銀行(中央銀行)が突然、人民元の切り下げを実施したことから、中国株式市場は混乱に陥った。中国経済の先行きへの不安感が高まり、たちまち日本を含む世界市場で連鎖反応が生じた。

中国の問題が日本経済に影響をおよぼすことなどは、かつては考えられなかった。しかし、その時代は過ぎ去った。

中国は今や日本の最重要貿易相手国の一つである。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、日本の2014年の対中貿易依存度は、輸出が18.3%(国別ランキング2位。1位は米国の18.7%)、輸入が22.3%(同1位。2位は米国の8.8%)となっている。

当然のことながら、日本の株式市場は8月の中国株(人民元建てA株)急落の余波を受けた。日経平均は8月24日には4%安と、2013年5月以来となる最大の下げ幅を記録した。

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