2023年の今年、創立50周年を迎えた企業年金連絡協議会(企年協)。「企業年金の関係者の交流の場」を標榜して設立された民間団体で、多彩な活動は全国各地の企業年金のメンバーが文字通り「手弁当」で支えている。今回は、企年協活動に長く積極的に関わってきたベネッセグループ企業年金基金(岡山市)の小川詞子(のりこ)常務理事・運用執行理事、日本高速道路企業年金基金(東京都千代田区)の荻原勉常務理事を招き、朝日新聞企業年金基金の前常務理事でお二人と一緒に活動した阿部圭介J-MONEY論説委員が、企年協に加入した経緯や、活動を通じて得たものなどを伺った。

自己紹介と企年協加入の経緯

最初は「パッシブ」や「アクティブ」も分からなかった

阿部圭介J-MONEY論説委員
J-MONEY論説委員
(朝日新聞企業年金基金 前常務理事)
阿部圭介

(阿部)最初にお二人が企業年金に携わるようになったいきさつと、企年協で活動されるようになった経緯から伺いたいと思います。

小川 私はベネッセグループ企業年金基金に2005年1月、経理及び適用給付担当として転籍しました。経理と年金の裁定や給付の仕事をメインとしていたのですが、上司から「運用のサポートもしてほしい」として月次報告の作成を手伝ったり、運用会社の四半期報告を聞くのに同席したりしていました。その後、2007年1月に運用執行理事になり、本格的に運用に携わるようになりました。

困ったのは専門用語ですね。最初は「パッシブ」や「アクティブ」も分からないレベルでした。その都度調べるのですが、次から次とカタカナが降ってくるシャワー状態ですし、このカタカナが曲者。普通「リスク」といえば「危険」という意味だと思いますが、運用の世界では「ボラティリティ」を指しますよね。耳馴染みのあるカタカナが全く別の意味を持つということに非常に戸惑いました。

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