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デルタ型によるゴルディロックス相場の延命とドル高円安
- 米国の景気過熱とインフレ懸念はほぼ解消
- さらに強まったFedによる年内のテーパリング開始観測
- デルタ型によってゴルディロックス相場が延命
- 今後は日本のスタグフレーションとドル高円安に留意
米国の景気過熱とインフレ懸念はほぼ解消
バイデン政権による拡大的財政政策とFed(米連邦準備制度)の金融政策がビハインド・ザ・カーブに陥るとの観測がもたらした景気過熱とインフレ懸念は、皮肉にも、デルタ型の広がりによる新型コロナウイルスの感染再拡大によってほぼ解消された。これを受けて、2021年3月下旬に1.74%まで上昇した米国の長期金利(期間10年)は、8月上旬に1.19%まで下落した。
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