会員限定
DC運営 基礎の基礎〜担当2年目「必修科目」 【第4回】オルタナは現状「投資不可」〜流動性、時価評価、説明責任で高いハードル
「オルタナティブ投資」という言葉が昨今、個人投資家の間でも盛んに聞かれるようになりました。しかし企業型DCには現状、厳密な意味での「オルタナティブ商品」はほとんど存在しません。なぜでしょうか。
「その他」資産は「オルタナティブ」と別
そもそも、企業型DCやiDeCoでもオルタナティブ投資の運用商品は買えるのでしょうか。
木須 まず、何を「オルタナティブ投資」と呼ぶかを少し整理しましょう。オルタナティブ投資は広義では、株式や債券などの伝統的資産とは異なる非伝統的資産と定義されます。日本のDC資産にも、株式や債券とは異なる「その他」資産自体はあります。【図表】は企業型DC、iDeCoの2025年3月末時点の商品別残高です。そこにはわずかですが、「その他」があることがわかります。具体的には不動産投資信託(REIT)や、貴金属、農産物などのコモディティ投資です。しかし、これらは上場投資信託、あるいは流動性がある投資信託として提供されており株式市場や金利の影響を受けています。そのため、狭義ではオルタナティブ投資とはされないのです。
【図表】企業型DC、iDeCoの商品残高構成

出所:運営管理機関連絡協議会「確定拠出年金統計資料(2025年3月末)」より、かもめリサーチ&コンサルティング作成
*クリックすると拡大します
えっ、「その他」はオルタナではないのですか。
この記事は会員限定です。
会員登録後、ログインすると続きをご覧いただけます。新規会員登録は画面下の登録フォームに必要事項をご記入のうえ、登録してください。














