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株式 日本株は業績相場で、物色はバリュー
外国人のデフレ脱却期待の行方
TOPIX(東証株価指数)の250営業日前比での変化をPER(株価収益率)とEPS(1株当たり純利益)の変化で要因分解してみると、2023年4月以降の上昇相場はPERの拡張がもたらしたものであった。TOPIXの12カ月先予想PERが14倍を超えたあたりから、バリュエーションの拡張が一服してきた。
拡張したPERを支えるためには、先々にEPSの拡大が続く必要がある(業績相場)。EPSの拡張は現状で緩やかな上昇にとどまるが、業績相場の様相は強まるとみられる。
12カ月先予想EPSは上昇しているが、重要なのは従前の見通しが引き上がるRI(リビジョンインデックス)の改善である。2023年7月以降RIは強いプラスを継続したが、その勢いは足元で衰えつつある。内需の上方修正は続いているが、外需の上方修正が減少しているためである。
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