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株式 日本株は2014年と同じボックス相場に。個別銘柄ベースの選定局面となる
フラットニングが進む米国債利回り
FRB(米連邦準備理事会)が金融引き締めを継続したため、米国債利回りは各年限の格差が縮小するフラットニングが進み、2年債利回りが10年債利回りを上回る逆イールドも見られるようになった。現状、FF(フェデラル・ファンド) Targetの上限が中長期債利回りに追いつき、追い越そうとしている。似たようなケースとして1979年から始まる第2次オイルショック前の米国債利回りの動きが参考になろう。
当時の米国は1977年8月から1980年3月まで利上げを継続しており、1978年の中旬に2、5、10、30年債の利回り格差がなくなるフラットニングが進んだ。1978年9月にFFレートはそれらを追い越すことになるのだが、その後は2年債利回りがFFレートと連動して、中長期債利回りを上回る逆イールドが目立つようになる。しかし、5年債以上の利回りは比較的安定した動きを見せた。
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