J-MONEYでは事業法人、金融法人、外国為替証拠金取引会社を対象に、金融機関が提供する外国為替サービスの利用状況および商品・サービスに関するアンケート調査を行った。調査の概要を紹介する。
取引量とサービス評価は直結せず
「為替取引の利用機会が最も多い金融機関」のうち、国内系金融機関は三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)がトップで、2位はみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほ)。3位の三井住友銀行、4位の野村ホールディングスまで2017年と同じ順位となった。外資系金融機関では、前年2位のシティが1位となり、JPモルガン・チェース銀行(以下、JPモルガン)と入れ替わった。「新たに付き合ってみたい金融機関」では、前年と同様JPモルガン、シティの外資系2社と国内メガ3行が上位を占めた。
サービスに対する評価では、国内系ではMUFGが全32項目のうち27項目で1位の評価となった。全項目の平均得点は6点満点中4.98点。みずほの4.79点、三井住友銀行の4.70点を大きく上回った。2017年のMUFGの平均得点は4.95点で、前年よりやや評価を上げた。
外資系ではバークレイズが最多の12項目でトップ評価。全項目の平均得点はMUFGを上回る5.04点だった。以下、HSBCが8項目で1位、平均得点は4.93点。バンクオブアメリカ・メリルリンチがそれぞれ6項目、4.92点だった。取引が最も多い金融機関の上位に選ばれたシティ、JPモルガンは、サービスに対する評価ではやや後塵を拝する結果となった。
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