会員限定
急低下する日銀総資産の増加率と円安修正の可能性
- Fedによる年4回の利上げと資産圧縮が視野に
- タカ派修正の中、なぜか足踏みするドル円相場
- レポ市場の混乱によって終了した前回の金融正常化
- 不安定化した日米中銀総資産とドル円相場の関係
- Fedに先んじて伸び急低下中の日銀のバランスシート
- 一時的にはドル高円安修正の可能性あり
Fedによる年4回の利上げと資産圧縮が視野に
筆者が2021年9月に述べた通り、パウエルFed(米連邦準備制度)議長は、自らの再任が決まった直後の11月30日の議会証言でインフレは一時的との見方を撤回した。次いで、12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では早くも11月に開始したテーパリングの前倒しを決定。また、同議事要旨で利上げ前倒しと早期の資産圧縮への言及が明らかになると、すでに3月のゼロ金利解除を含めた年4回の利上げと年央の資産圧縮開始がコンセンサスとなりつつある。
この記事は会員限定です。
会員登録後、ログインすると続きをご覧いただけます。新規会員登録は画面下の登録フォームに必要事項をご記入のうえ、登録してください。