会員限定
為替 コモディティ通貨の強さ目立つ。クロス円相場は引き続き堅調
投資先の分散化も後押し
10年国債金利を世界主要国の加重平均値で見ると、2021年に入ってから同年2月までの2カ月間上昇基調が続いた。この結果、2020年中に新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の低下、先行きの景気に対する懸念で低下した分のおおむね4分の3程度は取り戻したことになる。
中にはオーストラリアやニュージーランドのように、同金利がコロナ禍以前の水準を大幅に超えて上昇している国もある。世界の中央銀行が積極的に金融緩和を進める中、各国政府が財政支出を積極的に拡大していることを背景に、コモディティ価格も上昇し、期待インフレ率が上昇していたことも各国の長期金利を押し上げたと考えられる。
この記事は会員限定です。
会員登録後、ログインすると続きをご覧いただけます。新規会員登録は画面下の登録フォームに必要事項をご記入のうえ、登録してください。