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J-MONEYカンファレンス「金利ある世界のプライベート資産運用」 【特別講演】2026年主要通貨為替見通し〜『弱いドル』でも『弱い円』の実相〜「米国一蓮托生リスク」が顕在化。直近「円だけは要らない」4年間
J-MONEYカンファレンス「金利ある世界のプライベート資産運用〜機関投資家のための戦略的アロケーション再考〜」が2026年4月9日、東京・日本橋のベルサール東京日本橋で開催された。当日の「特別講演」とパネルディスカッションの概要をお伝えする。

相互関税1年「ドル離れ」が定着。米への依存度高い日本の信用毀損

みずほ銀行
チーフマーケット・エコノミスト
最初に円相場の現在地を確認したい。【図表1】は、現在の円安傾向が始まった2022年初頭からの主要国の名目実効為替相場を示している。一目瞭然だが大きく右肩上がりのスイスフランをはじめ、他の国がほぼ横ばいで推移している中、日本円だけが下落し続けている。これを見て分かるのは結局、「円だけは要らない」とされた4年間だったということだ。円安の要因として日米の金利差拡大が指摘されるが、あまり関連性がなかったということでもある。
2025年4月2日の「解放の日」から、米国による相互関税が発動された。それから1年、【図表2】のようにドルは全面安の状態だ。2026年3月からのイラン攻撃で「有事のドル買い」が進み、トレンドは反転を見せたが、こうした「短期的な流動性への需要」と、こうした状況にあっても円安が進んでいるのは、日本が世界最大の米国債保有国であり、安全保障面でも対米依存度が極めて大きい「一蓮托生リスク」が浮き彫りになっているからではないか。ドルの基軸通貨性が毀損する過程で、円の信任も毀損しているとみる。
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