J-MONEYでは、証券リサーチレポートの閲覧サービスを手がけるアイフィスジャパンの協力のもと、「2019年ベストリサーチハウス・ランキング」をまとめた。
2019年のリサーチハウス・ランキングの結果からは2つのキーワードが見えてくる。1つが「トップ企業の強さ」。銘柄・セクター部門と1部・2部市場部門では野村證券、マクロ・ストラテジー部門では大和証券グループ、新興市場部門ではいちよし経済研究所が1位の座を守った。各社のリサーチ力に対する機関投資家の変わらぬ支持の厚さがうかがえる。
もう1つが「変化の萌芽」だ。1位と2位のアクセス比率の差は、全4部門で前回より縮小した。特に、銘柄・セクター部門は2018年:4.96ポイント差→2019年:3.15ポイント差、1部・2部市場部門は2018年:3.25ポイント差→2019年:2.45ポイント差と接近した。次回のリサーチハウス・ランキングでは上位の顔ぶれが変わるか注目といえるだろう。
中でも、台頭著しいのがみずほ証券とSBI証券だ。みずほ証券は3部門でランクアップし、1部・2部市場部門と新興市場部門では2位に躍り出た。SBI証券は、前回はランクインが0だったものの、今回はマクロ・ストラテジー部門と新興市場部門で9位に入った。近年は国内系が上位を占めており、今回もそのトレンドは続いているようだ。
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