インテグラル 市場の需要・技術革新へ柔軟に対応する 「モジュール型」取引プラットフォーム
外国為替、貴金属、暗号資産などの電子商取引プラットフォームを提供するインテグラル。日本の主要銀行をはじめ世界中で200社を超えるトップティアの金融機関で採用される同社のソリューションは、クラウド技術を土台とする。電子商取引プラットフォームにおけるクラウド化の利点などを同社の担当者に聞いた。
多様な接続プロトコルに対応するプラットフォーム
インテグラルは1993年に設立され、数々の先進的なデジタル・トレーディングの自動化ソリューションを提供してきた。特に主軸とする外国為替(FX)取引では、取引価格を生成するプライシングやその配信、さらに蓄積した取引データを活用したリスク管理や取引のモニタリングまで、エンドツーエンドでソリューションを提供する。
インテグラルジャパン セールス・ディレクターの溝原良顕氏は、同社のeFXプラットフォームは、プライシングの前提となる流動性管理についても広範なカバーがあると語る。「FIXやREST API、MT4・MT5など、リテール向けを含めた多様な接続プロトコルに対応している。各社ごとに接続の仕様を調整せずとも、生成したプライスを多様な顧客に配信できる上、当社のシステムを通じて世界中の様々な流動性ソースにアクセスすることも可能だ」。
マーケットのプレーヤーの増加・多様化が進む現在、ソリューションの幅広さやコネクティビティといった“カバレッジ”は、取引プラットフォームの大前提だ。
SaaS形式の「ブロック」で安全性も高められる
ただし溝原氏は、現在の取引プラットフォームには、カバレッジと同じかそれ以上に大事な要素として、「柔軟性があること」が挙げられると力を込める。マーケットの需要や環境の変化スピードがかつてなく速まっているだけでなく、システムを支えるテクノロジーの確信が目覚ましいスピードで進むためだ。
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