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ジャパン・リスク・フォーラム 日本にとってのワーストケースも想定。組織にとらわれずリスクシナリオ対応を議論
日本に起こりうる様々なリスクに関して専門的な分析と議論を行うJRF(一般社団法人ジャパン・リスク・フォーラム)は2022年10月、これまでの議論の内容をまとめた『ジャパン・リスク─差し迫る脅威、日本の生き残りをかけた戦略は?』を出版した。JRFの理事で本書の共編著者である酒井重人氏に、同フォーラムの特徴と上梓した背景を聞いた。
JRFはどのような組織か。
日本は人口減少・少子高齢化、巨大地震などの様々なリスクを抱えています。特に近年は、パンデミックリスク、ロシアによるウクライナ侵攻や極東有事懸念など安全保障にかかわる地政学的リスクも一層高まっており、多くの面でより具体的な政策対応の必要性に直面しています。JRFでは、金融機関や事業会社の経営層、中央官庁出身者、研究者などの官・民・学の参加者が、そのような日本を取り巻く経済や政治、自然災害などのリスクについて分析、議論しています。
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