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年金資産運用・基礎の基礎 【債券・株式:共通番外編 第4回 マーケット温故知新】リーマンとコロナ、2大ショックの違い〜資金循環の不全か、先行き不安か
「債券・株式 共通番外編」ではこれまで、「ベンチマーク」、「パッシブとアクティブ」を3回にわたってラッセル・インベストメントの金武伸治さんに解説していただきました。第4回の今回は「温故知新」です。日々の年金資産運用の実務から少し離れ、コーヒーブレイクのように、過去の市場や運用の現場を垣間見る。そのことによって過去を学ぶと共に、将来の運用の工夫や検討に生かせるような内容を紹介したいと思います。
ショックは数年に一度のペースに
7月に公開した債券編の温故知新では、日本国債のショックについて採り上げました。今回はリーマン・ショックやコロナ・ショックなど、株式市場をはじめとする金融市場全体のショックについて伺いたいと思います。
金武 私たちは、過去に幾度かのショックを体験してきました。特に近年は、数十年に一度の確率でしか起きないといわれるようなショックを、数年に一度程度受けています。
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