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REIT 2022年後半から回復基調へ。ホテルや商業施設は上昇期待
高値での物件売却が市場を下支え
2022年前半は金融引き締めの加速で世界的に株式市場の調整が進み、REIT(不動産投資信託)への調整圧力が重い展開が続いた。
REITは株式の中でも総合リターンに占める利回りの比重が大きく、安定しつつも高い配当利回りが投資家にとっては大きな魅力である。またREITは借入金を調達して不動産へ投資することでレバレッジ効果を高めているため、金利上昇が長引くと利払い負担が増えて利益を減少させる結果となる。
したがって、金利上昇はREITにとって一般株式と比べてより大きな逆風になるのが一般的な考え方である。2022年1~6月の東証REIT指数はマイナス4.8%で、TOPIX(東証株価指数)のマイナス6.1%と比べるとやや下げ渋った格好で、環境が厳しい中でも健闘したとの評価が妥当とみることができる。
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