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知りたい!隣の企業年金・第5回 ジェイティービー企業年金基金──コロナショック時もプラス運用〜リスク要素に着目して資産を配分
各地の企業年金を訪問して、年金資産運用の現状や考え方などをうかがう「知りたい!隣の企業年金」。朝日新聞企業年基金の常務理事を務めた阿部圭介氏がインタビューする企画の第5回は、ジェイティービー(JTB)企業年金基金の松尾俊明(まつお・としあき)常務理事兼運用執行理事を訪ねました。
東京モノレール・天王洲アイル駅。直結するように旅行業最大手のジェイティービー(JTB)本社ビルが間近にそびえ立つ。1階受付脇の壁面いっぱいに、かつて「交通公社の時刻表」として知られた「JTB時刻表」(JTBパブリッシング発行)の表紙が貼られている。JTBの前身の1つである日本旅行文化協会が1925年に発刊した「汽車時間表」から数えると、3年後には創刊100周年を迎える。ジェイティービー企業年金基金で常務理事兼運用執行理事を務める松尾俊明さんは「いらっしゃるお客様が必ず目を止めて『凄いですね』『歴史を感じます』などとおっしゃいます」と語る。
ジェイティービー企業年金基金の概要
- 所在地/東京都品川区東品川
- 設立/1969年1月(2004年10月に代行返上)
- 加入者数/6271名
- 受給者数/6318名
- 資産総額/951億円
- 予定利率/2.5%
- 期待運用収益率/2.41%
- 実績収益率/3.24%
(いずれも2022年3月末時点)
2022年3月末は、米国をはじめ海外金利が急上昇して運用結果がマイナスになった企業年金が多かったのですが、松尾さんのところは好成績でしたね。
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