会員限定
量的引き締めと外貨準備の中国シフトのなか、ドルと人民元の優位は続く
- QT(量的引き締め)によるドル高が継続
- 新型コロナウイルス禍以降、ドルを凌駕する人民元の上昇
- ロシア資産の凍結が外貨準備のリロケーションを招来
- 1999年以降、外貨準備におけるドル資産は14%低下
- 資産の中国シフトと新冷戦の恩恵から人民高が継続
QTによるドル高が継続
2022年4月11日の週に、ドル円相場は126円台まで上昇した。
2022年4月6日に発表された同年3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨において、Fed(米連邦準備制度)が早ければ2022年5月にも月950億ドルを上限とするQTを開始すると明らかとなったことがその主因である。
筆者は、ドル円相場が130円に向けて上昇すると引き続き予想している。
この記事は会員限定です。
会員登録後、ログインすると続きをご覧いただけます。新規会員登録は画面下の登録フォームに必要事項をご記入のうえ、登録してください。