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増税だけではバイデン氏の予算案を賄えない債券市場は国債大量発行を警戒
キャピタルゲイン増税の落としどころ
かつて「債券投資は決して失敗しない」という格言があった。元々は第2次世界大戦の米国戦時国債の宣伝スローガンだったが、現在は「避けられない財政赤字を埋めるため、政府は常に国債を大量発行する」という意味になるかもしれない。バイデン大統領初の予算案は次期会計年度に6兆ドルの歳出を計画する一方で、1兆ドル規模の財政赤字を伴う。債券市場は再び際限ない国債の発行に直面することが予想され、政府の資金調達が現在の歴史的低金利に依存していることが浮き彫りになっている。同様に、史上最高値水準にある株価や過熱する住宅市場もこの低金利に依存している。
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