Asset Watch J-REIT編 第3回 安定リターンに流動性向上が加わり、関心高まる上場インフラ市場
J-REIT(日本版不動産投資信託)は2021年9月に誕生20周年を迎える。2020年3月の新型コロナウイルス感染拡大で急落したJ-REIT価格は緩やかに上昇中だ。機関投資家のポートフォリオ構築において、J-REIT、不動産投資およびインフラファンドへの投資はどのように位置付けていくべきか。連載「Asset Watch J-REIT編」第3回では、上場インフラファンドについて、同市場最大の時価総額を誇るカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人の資産運用会社であるカナディアン・ソーラー・アセットマネジメント代表取締役社長の中村哲也氏に展望などを聞いた。
時価総額1500億円突破、脱炭素社会の宣言も追い風に
上場インフラファンド市場は、2016年6月に第1号案件が上場してから現在までに7銘柄が上場している。2021年3月末時点で資産規模は2818億円、時価総額は1568億円まで成長し、物件数は176物件まで増加した。
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