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マクロ経済 2021年春から夏に回復ペース加速。低金利継続で設備投資に追い風
米資本財受注は足元で堅調
世界経済は新型コロナウイルス感染症拡大によって2020年前半に大きく落ち込んだ後、総じて回復過程にある。欧米では同年冬にかけて新規感染が増えたことから回復は停滞・鈍化したが、ワクチンが当初想定されていた以上に有効度が高い上に、接種のスピードが速いことから見て、2021年の春から夏にかけて再び回復のペースが加速する蓋然性(がいぜんせい)が高い。
特に米国では、2020年末の9000億ドル( 約97兆円、1ドル=108円)のコロナ対策に加えて、1.9兆ドル( 対GDP〈国内総生産〉比で約9%、約200兆円)の新たなパッケージが2021年3月11日にはバイデン大統領の署名を経て正式に成立した。
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