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マクロ経済 日本株市場、鹿鳴館時代の転換に
海外投資家動向に一喜一憂してきた日本株市場
2012年12月に第2次安倍晋三政権が始まり、アベノミクス初期は海外投資家の日本株買いが日本株上昇を支えた。ピークになった2015年の半ばまで海外投資家の買い越し額は累計で20兆円近い水準に達した。
一方、その後のアベノミクス後期は海外投資家の傾向的な売り越しが続いた。特に2020年、コロナショック顕現化以降、一貫した売り越し、年初から累積7兆円近い売り越しでアベノミクス以降の買い越しが殆どなくなる水準にまで達した。2020年11月以降はアベノミクス相場を殆ど売り尽くしてしまったなか、買い戻しになったと見られる。そもそも、なぜ、日本株市場は海外頼み、「他人頼み」になってしまったのだろうか。
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