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マクロ経済 2021年もグローバルに金融財政政策の緩和継続か
日本の出口は2020年代半ばまでないか
1970年代以降、変動相場制になってから日米欧の中央銀行の金融政策は連動し、緩和から利上げに至る転換はいつも米国が先頭で、最後が日本だった。FRB(米連邦準備理事会)は、2020年9月のFOMC(連邦公開市場委員会)で2023年末まで現在のゼロ金利状態を続けるとの姿勢を示している。
その結果、過去のジンクスに従えば、日本の出口は早くて2024年以降、さらに米国利上げから日本の利上げに至る期間の平均は約1年半であっただけに、経験則上、2025年半ば頃まで日本の出口はないことになる。新型コロナウイルス感染拡大によるショックに伴う金融政策の特徴は、その時間軸がグローバルに従来に比べて長いことにある。
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