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マクロ経済 日本の自動車輸出に立ちはだかる海外の環境規制や域内優遇政策
製造業の新規輸出受注は上昇
日本経済は新型コロナウイルスで2020年3月から同年5月にかけて急落し、この結果、2020年度第2四半期の実質GDP(国内総生産)は前期比(季節調整済み)で年率マイナス27.8%(一次速報)と、リーマン・ショック時を上回る大幅な縮小となった。需要別に見ると個人消費を中心とする内需の落ち込みの寄与度(年率19.1%ポイント)のほうが大きかったが、輸出の落ち込みも大きく(前期比年率マイナス56.0%)、輸入があまり減らなかったこともあって、純輸出の寄与度もマイナス10.8%ポイントと、リーマン・ショック時(2008年第4四半期、マイナス10.4%ポイント)をやや上回っている。
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