会員限定
世界の機関投資家の運用動向 【2026年第1四半期】株安でも資金は「選別的」
Nasdaq eVestment™プラットフォームには、世界の運用会社から機関投資家が運用する伝統的資産およびヘッジファンドの資産データが戦略単位で報告される。それらのデータを基に、機関投資家の運用動向を振り返ろう。※記事中の金額は米ドル
■Nasdaq eVestment™とは……
ナスダックが提供する機関投資家向けのデータ分析プラットフォーム。2万7800以上のアクティブ運用戦略を網羅し、アセットオーナーやコンサルタントが資産運用会社のスクリーニングなどに活用する。パフォーマンスやリスク指標の比較、ESG 分析、資金フローの把握が可能で、投資判断の精度向上に貢献する
ナスダックが提供する機関投資家向けのデータ分析プラットフォーム。2万7800以上のアクティブ運用戦略を網羅し、アセットオーナーやコンサルタントが資産運用会社のスクリーニングなどに活用する。パフォーマンスやリスク指標の比較、ESG 分析、資金フローの把握が可能で、投資判断の精度向上に貢献する
株安・スプレッド拡大も「守り」には入らず
2026年第1四半期(1~3月)、株式市場は調整局面となった。ナスダック100は-6.0%、S&P500は-4.3%、MSCI EAFE(米国・カナダを除く先進国)も-1.1%と主要指数が軒並み下落。債券市場では米2年債利回りが3.47%から3.79%へ32bp(ベーシスポイント)上昇し、クレジットスプレッドはグローバル・ハイイールド債券で+40bp、米国ハイイールド債券で+34bp拡大した。
一方、米・イラン紛争を背景に原油(ブレント)は1バレル61ドルから104ドルへ+71%急騰。コモディティ市況が資金フローをも左右する四半期となった。
各ユニバース(同種の運用戦略をまとめた分類)の勢いは、資産フロー(70%)と、機関投資家やコンサルタントなどによる戦略の閲覧・調査活動=エンゲージメント(30%)を組み合わせ、-8~+8で採点する「ネット・トレンド・スコア」から読み取れる。同スコアで見ると、株安下でも投資家の行動は一様な「守り」ではなく選別的だった。
カテゴリー別では米国株式と米国外(インターナショナル)株式でそれぞれ4ユニバースが+3超と健闘する一方、グローバル債券は57%のユニバースが-1を下回り、金利・スプレッドの逆風が資金動向に直結した。
■2026年第1四半期「ネット・トレンド・スコア」上位・下位ユニバース

出所:Nasdaq Global Investment Intelligence Report(Q1 2026 Data)よりJ-MONEY編集部作成
米国外株・MLPに勢い。転換社債は最悪の流出率
この記事は会員限定です。
会員登録後、ログインすると続きをご覧いただけます。新規会員登録は画面下の登録フォームに必要事項をご記入のうえ、登録してください。













