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米大統領選の行方を中国が注視しないワケ
バイデン政権に引き継がれたトランプ政権の対中姿勢
2024年秋の米大統領選まで半年を切った。最近、トランプ氏に有罪判決が下されたが、依然としてトランプ支持の熱は強く、世論調査の結果でも両者は接戦模様だ。
この秋の大統領選の行方を注視している1人がウクライナのゼレンスキー大統領だ。バイデン大統領はウクライナ戦争を民主主義と権威主義の戦いと位置付け、ウクライナ支援の重要性を強調するが、トランプ氏はウクライナ支援を最優先で停止すると言及するなど、大統領選はウクライナ情勢の行方を大きく左右する可能性があり、ウクライナや欧州は大統領選の動向を注視している。
一方、台湾や半導体など多くのイシューで米国と対立する中国は、米大統領選の行方をどう見ているだろうか。当然ながら、多くの人は中国がバイデンかトランプかの動向を注視していると考えるだろう。しかし、中国が米大統領選を注視していないとも考えられる。
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