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知りたい!隣の企業年金【先輩に聞く】第4回 「企業年金の実像」退任後、次々に論文〜記者出身で基金に14年、「危機経験した者の使命」
「知りたい!隣の企業年金」特別編【先輩に聞く】。このシリーズでは、基本的に年にお二人のペースで「生き字引たち」を訪ねてきました。第4回の今回は、日本経済新聞企業年金基金で、厚生年金基金時代から事務局長、常務理事兼運用執行理事、そして理事長まで務め上げられた久保俊一(くぼ・しゅんいち)さんを訪ねました。久保さんは基金退任直後から年金専門のシンクタンクで研究員となり、数多くの論文を執筆したり、講演をされたりしました。活発な発信活動の理由、背景などを伺いました。
事務局長→常務理事兼運用執行理事→理事長
シンクタンクなどでのご活躍は後ほど詳しく伺うとして、日本経済新聞社でのキャリアから教えていただけますか。
久保 主に東京編集局の証券部で、国内の株式市場や企業の業績動向を取材しました。証券部デスクを経て2000年3月から速報ニュース部門である日経QUICKニュースの編集部長。そして2002年3月から当時の厚生年金基金の事務局長となり、結果的に14年と1ヶ月に及んだ企業年金との付き合いが始まりました。この間、2007年3月に常務理事兼運用執行理事、2015年4月から2016年3月まで理事長を務めました。
ITバブル崩壊の最中に基金着任
14年以上も連続して年金基金に在籍された。その間、いろいろなことがあったのでしょうね。
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