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株式 4つの景気シナリオで日本株を占う。「力強い回復」は、実は株安の恐れ
「流動性相場」が形成されていく
当社では2021年の日本株について、総じて強気の見方を維持している。2020年の新型コロナウイルス禍によるショックを機に、主要国で金融緩和が実施され、大量の流動性が市場に供給された。その結果、余剰資金が株式市場に流入し、株高を促しやすくなる「流動性相場」が形成され、これが引き続き日本など多くの国々の株式市場を力強く支えるとみている。
ただ、この先の株価動向を見通す上では、世界的な「景気の回復度合い」に注目することが重要と考えている。その理由は、流動性相場が形成されている状況では、景気の回復度合いによって相場の地合いが変化し、株価の方向性も大きく変わる可能性が高いと思われるためだ。
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