マーサーの頭脳に聞く グローバル資産運用・コンサルティングの焦点 【第2回】課題と機会が交錯するプライベート資産、見直されるヘッジファンドとセカンダリー市場ガーバン・マッカーシー グローバル オルタナティブ 最高投資責任者(CIO)
「マーサーの頭脳に聞く グローバル資産運用・コンサルティングの焦点」の第2回は、グローバルのオルタナティブ 最高投資責任者(CIO)を務めるガーバン・マッカーシー氏。プライベートエクイティ、プライベートデット、不動産、インフラ、そしてヘッジファンドという各オルタナティブ資産が、いま機関投資家のポートフォリオで果たす役割をどう捉えるべきか。分配の停滞やエバーグリーン型ファンドの解約制限、活況が続くセカンダリー市場の留意点まで、プライベート資産投資の最前線を聞いた。

グローバル オルタナティブ 最高投資責任者(CIO)
ガーバン・マッカーシー氏
「解約制限」は信用リスクとは見ず
プライベート資産が機関投資家の資産運用に果たす役割について、改めて伺いたい。
プライベート資産には、大きく4つの利点があると考えている。第1にリターンの向上、第2に分散効果、第3に定期的なインカムという形での利回り、第4にインフレ感応度だ。この4つが、機関投資家がプライベート資産やヘッジファンドへの配分を戦略的アロケーションの一部として検討する際の主要なドライバーとなっている。
投資家が通常検討するプライベート市場投資のカテゴリーは、プライベートエクイティ、プライベートデット、不動産、インフラ、そして分散の観点からはヘッジファンドだ。それぞれが、投資家の目的に応じて固有の役割を果たす。日本の投資家にとっても、リスク・リターンの選好次第で、これらすべてが関わってくる可能性がある。
現在のプライベート市場には、課題と機会の両方があると思う。各資産の注目ポイントは。
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