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スタートアップ金融の新潮流を読み解く ベンチャーデット入門編 【第2回】ベンチャーデット誕生の背景―スタートアップ市場の発展と資本政策の変化―

【執筆】小原 満美(おはら まみ)
Funds Startups 執行役員
Funds Venture Debt Fund パートナー
日本証券アナリスト協会認定アナリスト
あおぞら銀行にてスタートアップへの投融資を含む幅広いオルタナティブアセットの投資審査経験や、子会社VCにてベンチャーデットファンドのキャピタリストとして従事。その後デロイトトーマツベンチャーサポートを経て2024年に当社参画。自治体の助成金審査員やピッチコンテストの審査員を務めるほか、ベンチャーデットの有識者として登壇等を行う。
はじめに
――市場が育てた金融手法
前回は、ベンチャーデットの定義と存在意義について整理した。
ベンチャーデットとは、「スタートアップ向け融資のうち、エクイティ性を備えた金融商品」であり、スタートアップに新たな資本政策の選択肢を提供する存在である。
では、なぜ今、ベンチャーデットがこれほど注目を集めるようになったのか。
その答えを理解する鍵は、日本のスタートアップ市場がどのように発展してきたかにある。ベンチャーデットは、その発展の過程で生まれ、育ってきた金融手法だからだ。そして現在起きている市場環境の変化もまた、その重要性を高める要因となっている。
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