本シリーズ【プライベートアセット再整理】では、各資産クラスの特性や、日本における普及の背景、ポートフォリオ構築の実際などについて解説してきました。今回が最終回。最後の締めくくりとして山浦厚能さんが取り上げたテーマは「ファンド選定」です。

大きいリターン格差

ファンド選定は、やはり重要なのですね。

山浦 はい。というのもプライベートアセットの場合、ファンド選定はリターンにとても大きな影響を与えるからです。

【図表1】資産クラス別の四分位リターンの比較
【図表1】資産クラス別の四分位リターンの比較
注:2025年6月時点。グローバル株式はラッセル・インベストメントに登録されたデータベースから米ドルベースの時間加重収益率に基づくリターン格差。その他の資産はPreqinに基づくIRR(現地通貨ベース、報酬控除後)実績での格差。これらは過去の実績であり、将来の運用成果などを示唆あるいは保証するものではない
出所:Preqin、ラッセル・インベストメントのデータを基にラッセル・インベストメント作成

【図表1】は、グローバル株式と各プライベートアセットにおけるリターン格差を示したものです。プライベートアセットは、2015年に募集開始されたクローズド・エンド型ファンドを対象としたIRR(内部収益率)リターン。グローバル株式は、2015年からの10年間の時間加重リターンです。各資産クラスを対象としたファンド間における上位25%、中位、下位25%のリターン格差を見ると、その違いは一目瞭然と言えるでしょう。グローバル株式の上位25%と下位25%のリターン格差は2.4%にとどまっています。一方、PE(プライベートエクイティ)やインフラ、不動産では10%以上開いています。中位並みの実績であれば、プライベートアセットに投資した目的を十分に達成できたはずです。しかし悪いファンドを選んでしまうと、投資そのものの意義が疑われてしまいます。

価値向上目指して投資案件を厳選

そもそも、なぜプライベートアセットではリターン格差が大きいのでしょうか。

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