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巻頭言 不確実な時代を乗り越える当事者意識とリーダーシップ
2022年の世界経済は、前年までとは対照的に高インフレに翻弄される1年となった。世界的なサプライチェーンの毀損(きそん)やロシアのウクライナ侵攻による地政学的リスクの高まり、未曾有の金融緩和・財政拡大策に対する市場の動揺(英国債・ポンドショック)、さらにはゼロコロナ政策と不動産不況に象徴される中国リスクの顕在化などは世界経済に対する重大な警鐘となり、日本にいる我々もこれらのリスクと決して無縁ではないという危機感をもたらした。2023年も、日本の金融機関や事業会社各社にとり、高い不確実性の下、舵取りの難しい局面が続くことが予想される。
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