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株式 金融引き締めによる景気減速にクオリティ銘柄で備える
インフレ・利上げはピークアウト
2023年序盤は、インフレが高水準を維持する中米欧を中心に中央銀行は利上げを続け、世界的な企業景況感の悪化がより鮮明になろう。2023年の各国・地域の経済は、これまで想定していた水準より低い成長率となりそうだ。
IMF(国際通貨基金)は、2022年10月に公表した「世界経済見通し」において2023年の世界経済の成長率を2.7%まで引き下げた。この成長率は、リーマン・ショック後の2009年と新型コロナウイルス禍の2020年を除き、2002年以降では最も低い。特にユーロ圏は、エネルギー価格の上昇や交易条件の悪化を反映したユーロ安などを背景に、金融引き締めに伴う景気の大幅な悪化が懸念される。インフレ圧力の強さや金融引き締めが景気の重しとなり、世界経済の成長率は今後さらに減速していくことが予想される。
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