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ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント 三菱商事グループのネットワークを駆使し、海外の不動産私募ファンド投資を加速
三菱商事の100%出資で2004年に設立したダイヤモンド・リアルティ・マネジメントは、国内外の投資家向けに不動産私募ファンドの組成・運用事業を展開している。代表取締役社長の竹内竜太氏に、近年同社が注力している米国不動産投資を中心に、三菱商事グループの総合力を生かした強みを聞いた。
物件取得競争の激化で開発ファンドのニーズ高まる
海外不動産投資の現状について。
竹内 国内の年金基金や機関投資家は海外不動産投資と距離を置くケースが多い。海外の上場REIT(不動産投資信託)は対象だが私募ファンドには踏み出せないとの声も聞く。米国の不動産私募ファンドに投資する場合、運用報告や問い合わせは英語であり、“ストライク” の情報が届く保証がない点がハードルとなる。
当社は、受託資産残高約8200億円のうち1000億円強(投資家対応業務の一部のみを再受託している資産などを含む)を米国不動産が占める。2019年に組成した米国版私募REITを主軸に、運用報告などの情報提供は日本語で行い、前述の課題を抱える国内投資家へのサポート体制を整え、海外不動産の投資家ユニバースを広げるのが目標だ。
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