大企業によるESGへの取り組みが活発化しているが、株式市場の今後のけん引役となるIPO(新規株式公開)企業の取り組みはどうなのか。IPO企業のESG評価の分析結果を紹介する。

米国では、社会的便益も求める新しい企業形態が広がる

立命館アジア太平洋大学京都大学大学院世界的にESG投資の大潮流が押し寄せている。ESG投資とは、環境、社会、ガバナンスに対する企業の取り組み状況に基づいて投資対象を選別する投資のこと。以前は社会的責任投資とも呼ばれていた。そのルーツは1920年代まで遡り、ギャンブルなど教会の資産運用において教義に則さない事業をしている企業への投資は行わない、宗教的な考え方が根底にある。

しかし、現在のESG投資は宗教的というよりは、長期的に優れたパフォーマンスを求めるための投資手法として認知されつつある。理由としては企業社会を取り巻く次のような社会的変化が考えられる。

◎企業の外部性が高まっている。すなわち、企業と自然環境や社会との相互依存関係が高まり、それらが企業価値に影響を与えるようになっている。その相互依存関係をESG情報から知ることができる。

◎企業価値においてガバナンスの影響が大きくなっている。経済の変化の速度や不確実性が増している環境のもと、企業の意思決定の質に大きな影響を与えるガバナンス構造は企業価値にインパクトをもたらす重大な要因である。

以上のような変化の背景には、資本主義そのものに内在する問題があるのではないか。産業革命以降、企業を中心とした資本主義社会は未曽有の成長を遂げてきた。一方、負の側面も顕在化しており、貧富の格差や環境破壊は限界に達していると危惧されている。

この記事は会員限定です。

会員登録後、ログインすると続きをご覧いただけます。
新規会員登録は画面下の登録フォームに必要事項をご記入のうえ、登録してください。

会員ログイン
 
  
新規会員登録(無料)
利用規約

第1条(本規約)

株式会社エディト(以下「当社」とします)は、当社が提供する「J-MONEY Online」(以下「本サイト」とします)について、本サイトを利用するお客様(以下、「会員」とします)が本サイトの機能を利用するにあたり、以下の通り利用規約(以下「本規約」とします)を定めます。

第2条(本規約の範囲)

本規約は本サイトが提供するサービスについて規定したものです。

第3条(会員)

本サイトの会員は、機関投資家や金融機関の役職員、事業会社の経営者・財務担当者、その他金融ビジネスに携わる企業や官公庁、研究機関などの役職員、もしくは専門家のいずれかに該当していることを条件とし、登録の申し込みを行うには、当社が入会を承諾した時点で、本会員規約の内容に同意したものとみなします。なお、申込に際し虚偽の内容がある場合や本規約に違反するおそれがある場合には、当社は会員登録を拒否もしくは抹消することができます。

第4条(ユーザー名とパスワードの管理)

ユーザー名およびパスワードの利用、管理は会員の自己責任において行うものとします。会員は、ユーザー名およびパスワードの第三者への漏洩、利用許諾、貸与、譲渡、名義変更、売買、その他の担保に供するなどの行為をしてはならないものとします。ユーザー名およびパスワードの使用によって生じた損害の責任は、会員が負うものとし、当社は一切の責任を負わないものとします。

第5条(著作権)

本サイトに掲載された情報、写真、その他の著作物は、当社もしくは著作物の著作者または著作権者に帰属するものとします。会員は、当社著作物について複製、転用、公衆送信、譲渡、翻案および翻訳などの著作権、商標権などを侵害する行為を行ってはならないものとします。

第6条(サービス内容の停止・変更)

当社は、一定の予告期間をもって本サイトのサービス停止を行う場合があります。 会員への事前通知、承諾なしに本サイトのサービス内容を変更する場合があります。

第7条(個人情報の取扱い)

当社は、会員の個人情報を別途オンライン上に掲示する「プライバシーポリシー」に基づき、適切に取り扱うものとします。

必須 私は、利用規約およびプライバシーポリシーに同意したうえで、会員登録を申し込みます。
必須=必須項目
【特集】未曾有の運用難をどう乗り越える? アフターコロナの運用戦略