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為替 日米金利差拡大=ドル円相場の上限は近づいている
24年ぶりの円安水準に到達も
ドル円相場は2022年6月13日に135円台に到達した。筆者は、同年5月の連休明けに131.35円まで上昇したところでいったんピークアウトと考えていた。だが、その後2週間ほどで126.37円まで5円程度調整した後、再び20年ぶりの高値更新を試す展開となり、一時は2002年の高値135.20円も上回っている。
2021年来のドル円相場は、金融政策の先行き見通しが反映されやすい中期ゾーンの米日国債利回り格差がけん引してきた面がある(図表)。日本銀行が金融緩和の大方針を維持し、金利上昇を抑制していることから、両国の金利差は米国債利回りの変動への依存度が高い。
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