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日米の金融政策と米中間選挙によりドルは120円へ反落
- ドル円は早晩反転、2022年末には120円まで下落
- 米経済のオーバーキルとスタグフレーション
- 中間選挙後にバイデン政権はレームダック化
- 日銀によるYCCと毎日指し値オペの修正
ドル円は早晩反転、年末には120円まで下落
2021年11月中に執筆した拙稿(『J-MONEY』2022年1月号に掲載)のなかで予想した通り、ドル円相場は2022年4月下旬に130円台まで上昇した。
一方、今後のドル円相場はある程度の短期的な上昇余地を残しながらも早晩反転し、同年年末までに120円へ下落すると筆者は考えている。
米経済のオーバーキルとスタグフレーション
その背景として、第一に、Fed(米連邦準備制度)によるオーバーキルが挙げられる。Fedは、2022年5月4日に0.5%の利上げと、同年6~8月に毎月475億ドル、9月以降は同950億ドルを上限とするQT(量的引き締め)を決定した。また、今後2回の会合において合計1%の利上げが実施される公算が高い。
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