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REIT 収益の増加と利益予見性の高まり。コロナ後の景気回復で再び上昇基調へ
オフィスの供給減も追い風
新型コロナウイルスの感染拡大によって2020年2月から大幅な下落に転じたグローバルREIT(不動産投資信託)市場は、およそ1年3カ月後の2021年6月に下落前の水準に回復した。世界金融危機時の大幅な下落局面では、2007年2月の下落から回復までに約6年を要したのと比べれば、極めて急速な回復であった。
今回のREIT市場の急回復も、REIT価格は不動産収益の本質的な特性に裏付けられるという特長を改めて示した事例と捉えることができる。つまりは、不動産の収益は景気との関係性が強く、景気回復に伴って不動産収益の改善の予見性が高まると、それがREIT価格の上昇につながるというわけだ。
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