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マクロ経済 資産効果は生じるか
今回は資産価格下落なき初の「危機」
日本のバブル崩壊、リーマンショックでは金融の制約から資産価格が大幅に下落したことがグローバル企業に大きな影響を与えた。今回、コロナショックでは、2020年3月以降、世界的規模での財政・金融政策に伴い資産市場を支えたことが、その後の大手企業を中心とした回復の大きな要因になった。
バブル崩壊やリーマンショックでは株式時価総額の大幅な下落が生じたが、今回、日経平均は30年ぶりの水準まで上昇するなど株価が維持されている。同じ「危機」とされながら過去の「危機」と大きな違いが存在する。
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