会員限定
仮想通貨(暗号資産) 2020年は米国でのBTC元年。インフレヘッジ資産の地位確立へ
1BTC=2万ドルの2つの背景
2020年12月17日現在、ビットコイン(BTC)は200万円に到達し、2017年12月に付けた史上最高値2万ドルを突破するところまで上昇した。この上昇には大きく2つの背景がある。1つは本誌7月号でもご紹介した、半減期によりビットコイン供給が半分になったこと。もう1つは、米国を中心にインフレヘッジ需要が高まったことだ。
コロナ・ショック後の巨額の財政支出と中央銀行の無制限な資金供給に不安を覚えた伝説の投資家ポール・チューダーなどが2020年4月頃からインフレヘッジとしてビットコインを購入し始め、相場の急回復を支えた。また投資の神様ウォーレン・バフェットは銀行株を売って金鉱山株を買うなど、インフレヘッジがウォール街のトレンドの1つともなっていた。
この記事は会員限定です。
会員登録後、ログインすると続きをご覧いただけます。新規会員登録は画面下の登録フォームに必要事項をご記入のうえ、登録してください。