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IFMインベスターズ PEの投資ホライズンを伸ばして実現する複利リターン、実効的なエンゲージメント
数年の保有期間が当たり前だったプライベートエクイティ投資の常識を覆す「長期プライベートキャピタル」がにわかに注目を集める。オーストラリアに本社を置き、グローバルに資産運用ビジネスを展開するIFMインベスターズでプライベート・エクイティ部門エグゼクティブ・ディレクターを務めるエイドリアン・カーリー氏に話を聞いた。
PEの保有期間を10~20年まで伸長
「長期プライベートキャピタル(以降、LTPC)」とは。
カーリー LTPCは、10~20年といった長期の運用戦略を基にプライベート資産へ投資を行うアプローチだ。特に近年では、LTPCを戦略にとるプライベートエクイティ(PE)ファンドの組成が増えている。
一般的なPEファンドでは、平均的なPE保有期間は3 ~5年ほど。一方、例えばPEを投資対象とする当社の「ロングターム・プライベート・キャピタル戦略(以降、LTPC戦略)」では、最低でも10年は保有し続けることを前提にポートフォリオを構築している。LTPCは、プライベート資産への長期的なエクスポージャーを求める投資家ニーズと、事業の発展に向けて“忍耐強い”投資資金を求める企業ニーズをマッチングさせる意味で、社会的な意義も大きい。
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