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データ主導の投資家が注力すべき3つのポイント【前編】~インデックス誕生から半世紀 データの民主化による機会と課題~
急増したデータからいかに価値を引き出すか
ブルームバーグが世界で展開するインデックス群は、「グローバルアグ」の愛称で長年、投資家に活用されてきた『ブルームバーグ・グローバル総合インデックス』など、多岐にわたるインデックスを含みます。その歴史は、最初のトータル・リターン債券インデックスが米国で作成された1973年に遡ります。
それから半世紀、これらのインデックスは、資産クラスのリスクとリターンを測定するための客観的でルールに基づいた代表的なベンチマークを求める債券投資家の皆様に、幅広く利用されてきました。
この記念すべき50年間、インデックスはテクノロジーの発展、多様化する市場のニーズに合わせ、いくつもの変化を経験してきました。
中でも最も革新的だったのは、指数データを民主化できたことだと考えています。2016年にインデックス群をバークレイズからブルームバーグが買い取ったことで、これまで投資銀行が管轄とし、彼らが取引をする顧客に対してのみ共有していた指数情報を解放し、すべての方が平等にアクセスできる体制にできたことは非常に大きな一歩だったと思っています。
一方、インデックス分野以外でも浸透しつつある、データの民主化により、急増したデータの管理に関する課題が顕著化してきています。
そこで本稿では、前編・後編を通じて、データドリブンの投資家が今日の金融市場で価値を引き出すために注力すべき3つのポイントをご紹介したいと思います。
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