2022年のベストディールを表彰する「ディール・オブ・ザ・イヤー」。金額規模や執行業務の鮮やかさ、資本市場に与えた影響といった点を基準に、全9カテゴリーからベストディールを選定した。
※データはディールロジック提供 ※対象となる案件は全て公表ベース ※各案件名、社名および概要をまとめた囲み内の社名の並びは、ディールロジックのデータと各種データを基に編集部作成(一部順不同を含む) ※金額は「百万ドル」「億円」以下は切り捨てで表記
M&A部門
ベストM&Aディール(OUT-IN)
西武ホールディングスによる国内31施設の売却
2019年西武ホールディングスは2022年6月30日、連結子会社のプリンスホテルが保有する全76物件のうち、「ザ・プリンスパークタワー東京」、「苗場スキー場」をはじめとするホテルやゴルフ場31施設をシンガポール政府系投資ファンドGICに売却する譲渡契約を締結した。売却価格は1471億円に上る。
同社は西武グループの中期経営計画(2021~2023年度)の中で、経営改革の一環として「アセットライト」をテーマに掲げ、ビジネスモデルの変革を推し進めている。
ベストM&Aディール(IN-OUT)
三井住友FGによる航空機リースのゴスホーク・マネジメントの買収
三井住友フィナンシャルグループの関連会社で航空機リースを行うSMBCアビエーション・キャピタルは、アイルランドを拠点とする同業のゴスホーク・マネジメントの全株式を取得し子会社化した。買収金額は67億ドルで、2022年中に行われたIN-OUTディールとしては最大となる。
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