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ゲートキーパー最前線 第2回 年金基金の運用方針に合わせてポートフォリオを構築するソリューション提案にニーズ
世界的な低金利や投資対象資産の拡大など、年金基金の運用環境は複雑化の一途をたどる。そんな中、機関投資家に対して運用アドバイスやファンドの提案、投資一任契約を結んでポートフォリオ全体あるいは一部の運用を担う専門家「ゲートキーパー」に対するニーズが多様化している。連載「ゲートキーパー最前線」第2回では、27年間にわたり日本の投資家にゲートキーパーサービスを提供してきた大和ファンド・コンサルティングに、昨今の同社サービスの潮流や今後のビジネスの展望について聞いた。
プライベート資産の安定運用を目指す「ビンテージ分散」
「リスクの低い債券投資だけでは満足のいくリターンを獲得するのは難しく、年金基金の運用が複雑化する流れは変わらない。良質な投資商品やファンドを選別していく機能は変わらず重宝されるだろう」
長年、国内の機関投資家から寄せられるニーズに応え、日本に浸透していない資産クラスのファンドなどを発掘・提案してきた大和ファンド・コンサルティング。同社 ソリューション営業部長の三田部充氏はこのようにゲートキーパー(以下、GK)の重要性を語りつつ、「年金基金が自らの運用にどのようにGKを活用するかはその基金の方針しだい。GKに何を期待するのかを明確にし、GK側もそれに応える努力をすることが効率的な活用の前提になる」とアドバイスする。
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