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株式 日経平均株価3万円超えはSBGの業績動向がカギ
2022年3月期は大幅増益見通し
上場企業の2022年3月期は純利益が前期比3割増の見通しだ。けん引役は2020年度下期から増益に転じた製造業だ。一方、新型コロナウイルス感染拡大による経済収縮の打撃が大きい非製造業も、ワクチン普及に伴う需要の回復期待を背景に鉄道・バスなどが増益を見込む。
1年前の決算発表では、「コロナ禍の影響を合理的に見通せない」として約6割の企業が2021年3月期の業績見通しを「未定」とする異例の事態となった。しかし2022年3月期については約9割の企業が見通しを公表した。
緊急事態宣言が繰り返し延長され、世界的にも変異株の懸念が払しょくされずにいる中、今期も期初予想を「未定」とする企業が相応に残ると予想していたが、蓋を開ければほぼ例年どおりの開示状況となった。この点からも経済が正常化しつつあることを感じる。
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