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REIT コロナ禍で注目のヘルスケアREIT。需要増加で中長期の成長に期待
日本市場でのシェアは低い
グローバルREIT(不動産投資信託)が持つ重要な特性は、グローバル投資による地域分散と、異なる不動産タイプへのセクター分散という2種類の分散投資効果を得られることだ。各国のREIT市場の動向は一様ではないし、特に2020年は、同じ国の中でもセクターによるパフォーマンスの違いが顕著であった。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を抜きには語れない。REITセクターでは、社会的隔離政策によるEコマース(電子商取引)拡大により間接的に物流施設に追い風が吹いたり、ビデオ会議の多用やオンラインゲームの利用が増え、間接的に通信塔のセルタワーやデータセンターなどが優れたパフォーマンスを示したことは知られている。しかしここでは、感染が物件に「直接的」な影響を与え、一時的には大幅な下落を記録したヘルスケアセクターREITの動向を紹介したい。
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