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巻頭言 より良い世界に、私たちのアプローチ
世界的パンデミックや大国による軍事侵攻に遭遇し、「持続可能性」が改めて注目されている。これはもちろん今に始まった議論ではなく、SRI、CSR、SDGs、ESGなどの名の下に様々な角度から、近年全人類的対応が求められてきたことは周知の通りだ。
UBSグループはこの地球的課題に半世紀以上も前から、2つのアプローチを通じて取り組んできた。
1つは、自らの行動による取り組みである。ESGのS(社会)で言えば、地域社会に貢献するためUBSが米国にコミュニティ・アフェアーズ部を設置したのは1954年のこと。今ではコミュニティ・インパクトと名称を変え、世界中の拠点でそれぞれの地域の利益のために活動している。また、女性の積極的登用や社会的マイノリティが働きやすい職場作りにも努めてきた。
E(環境)でもUBSは、銀行として世界で初めてISO 14001認証を取得するなど先駆的役割を果たしてきた。最近では、2050年までに事業活動のあらゆる側面から生じる温室効果ガス排出量のネット・ゼロ化を宣言した。これらの取り組みにより、UBSは様々な評価機関から過去20年にわたって高い評価を得続けている。
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