2015年のベストディールを表彰する「ディール・オブ・ザ・イヤー」。金額規模や執行業務の鮮やかさ、資本市場に与えた影響、執行後のパフォーマンスといった点を基準に、全9部門からベストディールを選定した。
(J-MONEY編集部 ※データはディールロジック提供)
※ストラクチャード・ファイナンス部門は該当ディールなし
M&A部門
ベストM&Aディール(OUT-IN)
新関西国際空港による関空・伊丹空港の運営権売却
オリックスと仏空港運営大手ヴァンシ・エアポートを中核企業とするコンソーシアムによる関西国際空港と大阪国際空港の運営権の取得(コンセッション)は、国内初の大型国有インフラに係るコンセッション案件であり、2015年に日本企業がかかわるM&Aの中では最大規模の案件となった。また安倍政権の日本再興戦略における注力分野でもあることから、規模・注目度ともにベストディールにふさわしい案件だった。
世界25カ所の空港の開発と運営を行い、優れた実績を持つヴァンシグループの空港運営と、オリックスグループの商業施設開発などのノウハウが統合されたことで、効率的な空港経営が実現する。潜在的な航空需要の拡大と収益性の向上も見込まれるはずだ。
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