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マーケットクラッシュは“気の迷い”か“終わりの始まり”か
大荒れの8月
振り返ってみると、8月は様々なことが起きた。異常なる暑さが続いただけではない。日本勢が計45個ものメダルを獲得したパリオリンピックもあったし、宮崎県沖の地震を発端に「南海トラフ地震臨時情報」なる恐ろしい発表が気象庁から出された。また、岸田総理は次の自民党総裁選に不出馬の意向を発表、秋以降の政局の変化を決定的にしたばかりだ。
マーケットも大荒れであった。8月5日に日経平均株価は4451円の過去最大の下げ幅を記録した後、株式市場では日計りの乱高下を展開している。しかし、ひとまずマーケットはクラッシュしたように見えたこともあり、これが単なる“気の迷い”だったか、“終わりの始まり”だったかは、見極めておかねばなるまい。秋以降の投資に備えるためにも、である。
100年間のクラッシュから学ぶ
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